日記と言うか雑記と言うか戯言。

スケブに狂った同人買い専・バンバンの生き様がここにある。

著作権の話聞いてきた。


台風来てるのも気にせず(と言うか気付いてなかった)に、
MANGAフェスティバルin秋葉原エンタまつり2007」までお出かけしました。
この日のテーマが「著作権」で、3つほどセミナー・シンポジウムがありましたが、
我輩は『創作活動と著作権 −引用、パロディ、保護期間』を聞きに行きました。
同人的に割りと身近なテーマなので面白そうでしたしね。
※最初に言っておきますが細かいこと覚えてないから書けないよ。


当日は電車の乗り合わせが悪く、会場到着は開始直前の12:28頃でした。
事前にネットで予約してたので簡単な受付でそそくさと入場。
(当日でも入れたみたいだけど、やっぱ名刺くれと言ってたし事前にして置いて良かった)
中に入るとかなりの人数で大盛況の模様です。
アンケートとかも読んで思ったけど、大体はその業界関連の人とかだろうなぁ。
もしくは物書きの人当たりって所でしょうか。
単なる同人買い手として来てるのは我輩位でないかなぁとか思いつつ着席。


程なく時間になってスタート。
モデレーター(って進行役みたいなもん?)はニューヨーク州弁護士の福井健策氏。
そして講師が、角川社長の井上伸一郎氏と「サルまん」でお馴染みの竹熊健太郎氏。
どっか別の所から見てるような評論家の言ってることは正直よう分からんのですが、
現場の人間だったらどんな事が聞けるのか楽しみでなりません。


まずは福井氏より著作権についての基礎的な説明が10分ほどかけてありました。
既に知っている人には悪いですが、多少しか知らない我輩には正直非常に助かりました。
すっげぇ説明上手いのでスイスイ頭に入りましたよ。
その内で「複製権」・「翻訳権・翻案権」・「二次的著作物の利用権」辺りがメインかな。


さて、ここから本題で井上氏よりマンガにおける他作品の引用例として、
角川作品と言うことで「ケロロ軍曹」や「EDEN」が例にでましたね。
この説明の中で印象に残ったのが「ギリギリの面白さ」という言葉。
丸パクリではなく元ネタが分かるんだけどどこか変えてあるって言うあの感じは、
確かに読者の立場の我輩には面白さとして確かに伝わっています。
その後、福井氏や竹熊氏が絡んで引用についてお話が進みます。
竹熊氏は昨年の脳梗塞もあって大丈夫かなと思いましたが、
若干滑舌が良くないだけで結構元気に喋ってましたね。
サルまんも薄氷や崖の上を歩いてるようだと自虐的に言ってて笑い取ってたし。


その辺で出た、パロディの概念が年代で違うと言うのも興味深かったかな。
竹熊さん辺りの年代はパロディと言うと批評みたいなものと。
原作者をおちょくるくらいの風刺と言ってもいいようなものがパロディだったのか。
に対して文句が出たら引っ込める今にショックを受けたと言ってましたね。
でも確かに喧嘩売るくらいの方が面白いのは事実だよなぁ。


あと、現場ではいちいち著作権のことを言ってられない実情も出ましたね。
この辺は現場ならではだなぁと言う感じで聞けました。
「あえて言うなら経験則!」と言う竹熊氏の言葉に集約されてます。
パロをする側される側の「阿吽の呼吸」と言うのもそうですやねと納得しました。


後は裁判所的にはやっぱ駄目らしいと言うのとか、
外国の話やパブリックドメイン云々話。
質疑応答とかを入れて15分ほどオーバーしましたが終了。
結構面白かったし勉強にもなりましたね。



※後半飽きたので適当に書いてるから後でチョコチョコ追記しよう。